これは　絵本です。

 

主人公の男の子　ひろくんは　目の見えない友達がいて　

「目が見えないって　どんな感じかなぁ」

って　知りたくって　目をつぶってみます。

 

耳の聞こえない友達がいて　

「耳が聞こえないって　どんな感じかなぁ」

って　知りたくって　耳栓をしてみます。

 

それらの体験を通じて知った　

ひろくんが今まで　知らなかった世界を受け止める　

ひろくんの心は　とっても柔らかで　暖かです。

 

ひろくんの　友達たちも　とっても　柔らかで　暖かで　

素直な気持ちの子ども達です。

 

最後に　驚きの展開があるので　詳しくは　書けませんが…

 

しょうがいがあったり　あるいは　不幸な境遇であったりする人を　

「かわいそうにねぇ」の　一言で　すませてしまうのではなく。

 

また　逆に　大げさに　奉りあげるのでもなく。

 

同じ目の高さで　心と心を寄り添い合わせるというのは　

「どんな感じかなぁ」

と　静かに　じぃぃっと　考えたくなる

そんな絵本なのです。