携帯用会話補助装置です。

画面に触れることにより　言葉や文章を作成でき　音声で出力させることができます。生活に必要な　約３００の言葉と絵が入っているそうです。

私は　みけ君にどうかなと思っているのですが　母親として　いくつか疑問に思う点を　メーカーさんに質問してみました。

 

Ｑ．機械を使うことによって　せっかく出ている言葉が消えてしまうことはないでしょうか。

 

Ａ．コミュニケーションの手段を獲得することにより　訴えようとする意欲が高まります。仮に話せなかった場合でも　理解する言葉（内言語）が　豊かになります。自己決定する力も育ちます。

 

 

Ｑ．子どもに　使いこなせるでしょうか。

 

Ａ．使いこなしは　まず保護者が　使い方を覚えてから　子どもに貸し与える方がいいでしょう。その後　子供自身のステップアップに合わせて　保護者が設定レベルを変更できます。おかあさんより　子どもの方が　使いこなし　ポケットPCの機能まで楽しんでいる子もいます。

 

 

Ｑ．機械ですから　壊れると言うこともあると思いますが。

 

Ａ．その場合はとりあえずすぐに「明電ソフトウェア株式会社」まで　電話ください。電話で　指示しながら　治せるということもあります。治せない場合は　メーカーに修理依頼します。ただ　トークアシストが発売されて　日が浅いので　壊れたと言う事例が今のところなく　現在は代替品は用意していませんが　相談をしてください。

 

 

Ｑ．どの程度の取り扱いに耐えれますか。

Ａ．生活防水（雨・汗）はしてあります。プールやお風呂に放り込んだ場合はだめです。衝撃の対策も　してありますが　約５０センチの高さから　コンクリートに対しての落下実験では　大丈夫な場合がありましたが　どこまでとの保証はできません。　叩きつけたり　当たり所が悪くて　画面が割れた場合は　有償ですが　タッチスクリーンを　交換すれば　また使えます。PDA自体が壊れても　追加メモリが　壊れなければ　すべてとは言いませんが　復旧は可能です。

落とすのを防止するためには　機械にストラップを付ける所がありますので　ここに長い紐を通して　肩にたすきがけ（首だと危ない）に　するといいでしょう。

 

 

Ｑ.価格が　高いように思いますが。

 

Ａ．単に音を出す機械と考えれそうかもしれませんが　個人でPDA・ソフトを購入して使えるようにするまでの金額・時間・知識などを考えますと　今までのトーキングエイドの値段と比較しても　安いのではないでしょうか。

障害者手帳があれば　補助が出るのですが　自閉症だけでは出ない市町村が大半です。これは　メーカーよりも　父母が

声を大きくして訴えた方が　公的機関を動かせるでしょう。

 

 

以上です。

最後の補助については　私も住んでる自治体に聞いてみましたが　この自治体の場合　療育手帳では　補助は受けられないそうです。

また　使いこなせるかと言う点は　私が　自信がないので　どなたかフォローしてくださる人　作業療法士の先生を探すか　養護学校の先生に　ご相談してみようと思っています。

明電ソフトウェア株式会社のページはこちらです。

http://www2.meidensoftware.co.jp/business/business_talkassist.html

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　 2002/07/04