うちの子供たちは 人との会話が好きではないようです。言葉数の少ないみけ君も 給食で食べたものくらいは 聞かれたら答えますが 会話を楽しんでる風には見えません。
だから もちろん 自分たちから 誰かに電話するなんてことはありません。社会で生きていくために 電話のかけ方は教えようと思いますが 電話が人との会話を楽しむ道具には うちの子たちの場合 なりそうもありません。例えば お米屋さんにお米を注文するとか言うことに 使えるようにさせたいとは 考えていますが。
とら君は 私が留守の時は かかってきた電話に出るようです。一応 名字と「おかあさんは?」と聞かれれば 「いません」と答えているようです。
これは うちの子たちより かなり大きい 自閉症で知的障がいのかたの話なんですが 電話で「おかあさん いますか」と尋ねられると「います」と答えるそうです。で 相手の人が おかあさんに代わってくれるのを待っていると そのまま切ってしまうそうです。それで そのかたのおかあさんが 考えられたところ そのかたにとって「おかあさん いますか」は 「あなたに おかあさんは いますか」と言う質問に取れるのではないかと。で 電話かけてくる人に頼んで「おかあさんは『家に』いますか」と聞いてもらったところ 「います」とか「いません」とか答えれるようになったそうです。なるほど。
とら君は 「いません」は言えるようですが 問題はこれからです。私が 帰宅して 何時間たとうとも 自分の方から「電話 あったよ」とは言いません。私の方から「電話 あった?」「あった」「誰から?」「○○さん(一度 ××の母と言ったことが ありましたっけ)」「ふーん それ 男の人? 女の人?」「女の人」ざっと こんな 感じです。
とら君も メッセージ受けたら 留守電みたいに 点滅しないかな。
あとね 今のところ とら君には ここまでが限界で 「また 電話します」「電話くださるように お伝えください」なんていうのはとら君には 私に伝えることはできません。これは とら君の限界なのか 私の質問の仕方によっては 言えるようになるのか これからの課題です。
と 言うわけで うちに電話して「確かに息子さんに 伝言したはずなのに」と思われるかた こういう事情ですので…って 私 誰に 話しかけてるのでしょうか。(笑)
2002.06.28 Fri.
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