自閉症の人は 想像力がないとよく聞きます。うちの子たちを 見ていても なるほどと うなずけることが多いです。
とら君は 結構字なんか読めるのですけど 物語はまったく好みません。
先日 私が 外出先から 自宅に電話したら とら君が出ました。「とら君 今何してるの?」そうしたら とら君「電話してる」そうよね〜そりゃそうだわね〜この場合は 「とら君 受話器をとる前に何をしていたの?」と聞くべきだったのね。
みけ君は こんなことがありました。みけ君が冷凍庫から最期の一個のアイスを取り出したように思ったので 私が「みけ君 アイス残ってる?」と尋ねました。そうしたら みけ君 「残ってる」 えっと思って「何個 残ってる?」と再度尋ねたら
みけ君 手に持ってるアイスを差し出して「一個」
そうよね〜食べちゃう前だから 一個残っているわね〜この場合は「みけ君 冷凍庫の中には アイスは何個残っていますか」と聞かなければならなかったのね。
つまり うちの子たちは 言葉のさらに裏というかそれに込められたもうひとつの意味というかに 思い至らないのですね。
私は 子どもたちのこういうところが とてもおもしろく そして愛しく感じるのですけど。
世間の人に こういうことを理解してもらうのは とても大変なことだと思います。
2002.06.25 Tue.
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