私の足し算・引き算
子どもたちへ 足し算・引き算を教えた方法ではなく 私の母親としての足し算・引き算の話しです
 
普通 子どもを育てるとき 第一子には 思いっきり期待して 第二子以降には 甘くなるような気がします。
私も 親にそう育てられたし 子どもたちにも ついそうなっていました。
 
特に うちの場合 上のとら君のほうが 能力的に高い…ように見えたということもありました。
 
でも ある日 気がつきました。
私は 我が子を評価するとき 上の子には 引き算 下の子には 足し算をしているって。
 
つまり 上の子は 「これくらいのことはできるはず」って言う期待があるから できることよりできないことのほうが目に付いて
「これもできない。あれもできない」って 引き算をしていました。
 
逆に 下の子は 何もできないと思っていたから ちょっとしたことでもできると 「わぁ すごい。できたじゃない」って 足し算だったのですね。
 
今はね どちらの子も 足し算にするように心がけています。
 
これは 子どもに期待していないということではありません。
時々 「お宅は 知的しょうがいだから 親が早く見切りをつけられていいわね」と おっしゃるかたもいるのですが 見切りなんかつけていません。
ちゃんと 期待しています。
 
私の考え方が かわって 子どもたちの 能力に高低があるのではなく 得意な分野が違うんだと 考えるようになったからです。
 
それぞれの子の 得意な分野を見つけて 伸ばしてあげたいのです。
更新日時:
2003.06.09 Mon.

こねこのしあわせ
最近 こねこたちのしあわせって どんな形だろうって よく考えます。
こねこたちと ずうっと一緒に暮らしてきて こねこたちは 私ととても似ているところがあるけど でも 私とは違う世界に住んでいるんだなぁと 思うようになりました。
 
例えば 私は子どものころ 本ばかり読んでいる子どもでした。
本を読むのが何より好き。
でも お友達と付き合うのも 上手ではなかったけど 苦痛というほどもなかったです。
放課後やお休みの日には お友達と一緒に遊んだりもしました。
 
だけど 今 うちのこねこたちは 放課後も お休みの日も 一緒に遊ぶお友達はひとりもいません。
これは 私の世界の感覚からだと とても悲しむべきことです。
だから 私も こねこたちにお友達をと 一生懸命になったこともあります。
 
でも 最近 こねこたちは これでいいのではないかと思えるようにもなってきました。
こねこたちの様子を見ていても お友達のいないことを寂しがったり 悲しんでいる様子はありません。
 
自分の要求を出すのが とても下手な子達だとしても むしろ一人の時間を楽しんでいるように見えるのです。
 
こねこたちは 毎日学校へ行って 多くの人との関わりをもっています。
対人関係の苦手なこねこたちにとって それはとても大変な苦労なのでしょう。
 
だから 家に帰ったら 一人で好きな音楽を聴いたり 本やテレビを見たりして のんびり憩いたいようなのです。
 
だから 私の世界のしあわせの形を こねこたちに押し付けてはいけないなぁと この頃思うのです。
 
こねこたちには もうお友達は要らないわと 見切りをつけたわけではありません。
 
でも こねこたちのしあわせを見つけてあげるためには こねこたちの世界の こねこたちのペースでと 本当にそう思うのです。
 
 
 
 
更新日時:
2003.10.03 Fri.

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Last updated: 11/09/09

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