最近 こねこたちのしあわせって どんな形だろうって よく考えます。
こねこたちと ずうっと一緒に暮らしてきて こねこたちは 私ととても似ているところがあるけど でも 私とは違う世界に住んでいるんだなぁと 思うようになりました。
例えば 私は子どものころ 本ばかり読んでいる子どもでした。
本を読むのが何より好き。
でも お友達と付き合うのも 上手ではなかったけど 苦痛というほどもなかったです。
放課後やお休みの日には お友達と一緒に遊んだりもしました。
だけど 今 うちのこねこたちは 放課後も お休みの日も 一緒に遊ぶお友達はひとりもいません。
これは 私の世界の感覚からだと とても悲しむべきことです。
だから 私も こねこたちにお友達をと 一生懸命になったこともあります。
でも 最近 こねこたちは これでいいのではないかと思えるようにもなってきました。
こねこたちの様子を見ていても お友達のいないことを寂しがったり 悲しんでいる様子はありません。
自分の要求を出すのが とても下手な子達だとしても むしろ一人の時間を楽しんでいるように見えるのです。
こねこたちは 毎日学校へ行って 多くの人との関わりをもっています。
対人関係の苦手なこねこたちにとって それはとても大変な苦労なのでしょう。
だから 家に帰ったら 一人で好きな音楽を聴いたり 本やテレビを見たりして のんびり憩いたいようなのです。
だから 私の世界のしあわせの形を こねこたちに押し付けてはいけないなぁと この頃思うのです。
こねこたちには もうお友達は要らないわと 見切りをつけたわけではありません。
でも こねこたちのしあわせを見つけてあげるためには こねこたちの世界の こねこたちのペースでと 本当にそう思うのです。
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