うちの子どもたちが 小さいころ受けたご指導が 「たくさん言葉かけをして たくさんスキンシップをして」だったことは 以前も書きました。
そして それが 私にとって とても 難しいことであったことも。
話しかけても反応は薄いし 体を触られるのを嫌がる子と どうスキンシップをしたらいいんでしょう。
私は あちこちで どうしたら 言葉かけやスキンシップが上手にできるのか 相談しました。
色んな答えをいただいたと思うのですが その中のひとつに 保健婦さんの 「躾を一生懸命しなさい。ご飯とか着替えとかの」
というのがありました。
当時の私は それを聞いて 猛烈に腹が立ちました。
私の質問の答えになっていない なにトンチンカンなこと言ってるの?
そうして 何年も本当に何年もたってから
その保健婦さんの言葉がハタと思い当たりました。
「ごはん 残さず食べようね」と言ったりするのは 躾であると同時に 自然な形の
言葉かけですよね。
あるいは シャツがズボンからはみ出しているのをなおしてあげるのは 自然な形のスキンシップでしょう。
おお そうであったかと 納得すると同時に
他人に真意を伝えることの 難しさというのも つくづく感じました。
保健婦さんの場合も 私が後に思い当たったようなことの意味を込めておっしゃっていたのかもしれませんが それは 私には 当時は まったく伝わっていませんでした。
さらに 深読みすれば 保健婦さんはちゃんと言葉にして言っておられたのかもしれませんが その頃の混乱しきっていた私の耳にも頭にも心にも届いていませんでした。
そんなことを思い出すにつけ 私の真意は聞き手に正確に伝わっているだろうか 逆に相手の真意を私は 正確に 聞けているだろうかと 不安になることがあります。
どうでもいい話しは どうでもいいですが。
大切な話しの場合 話すだけでは 大丈夫かしら できることなら 文書にして 大事なことは これですと アンダーラインやかぎ括弧や太文字で強調したいなぁと 思ってしまう 今日この頃です。
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