自閉症者の就労支援〜ノースカロライナ〜
 
アメリカのノースカロライナに 自閉症の人を支援するための勉強をしにいかれた おかあさんがおられます
そのおかあさんから 私がいただいた手紙のなかに 
ノースカロライナでの 自閉症の人への 就労支援について 書かれていました。
本当に素晴らしいお話しなので お願いして 転載させていただきました。
 
 
ノースカロライナでは、1人1人に関して、就労前にものすごいアセスメントをとっていました。
之が、半端ではありませんでした。
どういうことに興味があるか、作業が、普通の人のどれくらいに速度の割りあいで作業できるか、1人でおこなう余暇やレジャーを持っているか。
困った事、トラブルがあったとき人に伝える事ができるか。
作業途中に救急車のサイレンなど、予想外の物音が入っても、変わらず作業できるか。
 
こういうことを一人に対して何十何百項目にわたってアセスメントします。 ( 学校の先生およびTEACCHのスタッフが。)
そして、その子に対して、(ああこの子は、5,6人に一人の割合でジョブコーチをつけたら大丈夫。
とか、この子は、 TEACCH直轄の、移動作業班があっているとか。
この子は、ほぼ一人で大丈夫だけど、同僚や上司が代わると、混乱するのでそういうところをアシストは、しようとか。アセスメントしていました。
 
だからこそ、就労した人の96%がずっと、その職場で、元気で楽しく働けるのだなあと、(しかも、時間給約700円で)ため息をついてしまいました。
 
それに、彼らは、ずる休みをしない。
与えられた仕事を、きちんとこなすという点で、逆に凄く評価されるんだそうです。
 
 
私も これを読ませていただいて うらやましくて ため息をついてしまいました。
できることなら ノースカロライナに お引越ししたいです。(笑)
でも この国に生まれ この地で生きていくと決めたのだから。
少しずつ 小さな小さな歩みでも 理解を広め 環境を整えていくしかないのですよね。
そのためにも 更に 勉強し たくさんがんばろうと思いました。
 
私は しょうがい者に 優しい社会は 健常者にとっても 優しい社会だと 信じています。
更新日時:
2003/10/28

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Last updated: 07/06/19

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