みいねこ。とカミサマ
 
私が まだ10代の頃から 大好きだった詩があります。
 
「はる
 
   はなをこえて
   しろいくもが
   くもをこえて
   ふかいそらが
 
   はなをこえ
   くもをこえ
   そらをこえ
   わたしはいつまでものぼってゆける
 
   はるのひととき
   わたしはかみさまと
   しずかなはなしをした
 
 
谷川俊太郎  『二十億光年の孤独』より 」
 
 
私の心が 空にのぼることが できるなら 私は「私のカミサマ」と どんな話しを するんだろう。
 
いや まず「私のカミサマ」に 会ったら 「私のカミサマ」を 往復ビンタだな。
こねこたちが しょうがいをもって生まれたことに対して
 
しょうがいをもっていることが 悪いとは 断じて思わない。
かわいそうと思うことも こねこたちに失礼なのかもしれない。
 
でも やっぱり しょうがいをもっていたら 不自由だよ 生きにくいよ。
こねこたちは 苦労しているよ。
 
だから とら君の分と みけ君の分と 往復ビンタ。
 
それから 私は 「私のカミサマ」に 抱きついて こう言うだろう。
 
「でも あの子たちを 私に授けてくれてありがとうございます。
あの子たちの おかげで 私の人生は 生きがいと喜びに満ちた素晴らしいものです」
と。
更新日時:
2003/05/06

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Last updated: 07/06/19

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