ミステリーといえば 謎解きなんですが。
謎解きの仕方にも 二タイプいるみたいですね。
ひとつは 自ら 謎を解こうという人。
たぶん このタイプの人は ミステリーは 読み物ではなく パズルのようなものなのでしょう。
こういう人は クイーンなどの 「読者への挑戦状」で 「謎は すべて 君の前に提示された」みたいなページになると 本を一度置いて もう一度 自分の推理が正しいかなんて 検証しなおして 楽しむのでしょうね。
だけど 私は どうも他力本願のようで 自分で 謎を解こうという気はないのです。
私にとっては ミステリーは 読み物なんですよ。
だから 私は 探偵が 謎を解き明かしてくれるのが 何よりの楽しみ。
「読者への挑戦状」なんかも さっさとページめくってしまいます。
まったく せっかく挑戦状を叩きつけてくださった作者からみれば 不甲斐ない読者だと思います。
赤面ですわ。
f(^^;) ポリポリ
こんな私なので 例えば 時刻表がバーンと載っているミステリーは 本当に 苦手です。
実生活で 時刻表を 見るのは むしろ好きなくらいなんですけど。
あとね 時刻表に載っていない特別な列車とか駅とかループになってる線路の知識とか仕入れることができるのは すごく嬉しいんだけど。
もしかして 謎解きのために 何度も 前のページをめくりなおさなきゃいけないのが 面倒くさいのかな。
あとは やっぱり 私は 論理的な思考というのが つくづく苦手なんですわ。
だから 時刻表は 載ってないけど
鮎川哲也さんの「黒いトランク」とクロフツの「樽」は 犯人はわかったのだけど いまだに 犯人のトリックは 理解できません。
頭の中を いくつもの トランクや樽が ぐるぐる回っている状態です。
だけど 一番理解できないのは
犯人(作者ではなくね)に 叩きつけてみたい問いかけは
「なんで ここまで ややっこしいことしなくちゃ いけないんです?」
だったりしてね。(笑)
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