最初は　マンションがいいかななんて考えていたのです。

 

マンションは　まず　一階の共用の玄関を通る形になっている形式のものなら　住人以外の外部の人が入りにくい感じで　セキュリティの面で安心かなと　思ったのです。

 

道路を見知らぬ人が歩いていても　なんとも思わないけど　マンションの廊下を住人じゃない人が歩いていたら　警戒するでしょう。

 

各階に上がるには　エレベーターがあるようだし　部屋の中は段差がないし。

高齢者向きかなと　思いました。

 

この前の章で　「おうち」の場所について書いたとき　「ゴミ捨て場も近いほうがいいですよ」　と　アドバイスをいただきました。

マンションは　住人専用のゴミ捨て場があるようですし。

 

以前　集合住宅形式の社宅で　こねこたちの足音で　下の階の人から　苦情を言われて　つらかったけど　これもしっかりした建物だったら大丈夫ではないかなと。

 

ですが　マンションについて調べたりしているうちに　マンションには住人で作っている「自治会」というものがあるのを知りました。

マンション内のことは　この「自治会」で　色々話し合って決めるようなのですが　会長さんになられたかたのお考えやお人柄で　ずいぶん「規則」なども　変わるらしいという事も知りました。

 

ある人の本を読んでいたら　ペットＯＫのマンションだったのが　会長さんが変わったとたんペット全面禁止になり　散々もめたあと会長さんが　マンションを出て行かれるまでの事態になってしまったそうです。

で　新会長さんのもとでは　「今　飼っているペットに限りＯＫ」ということになったそうなんですが。

 

また　マンションは老朽化すると安全のために　建て直しということがあるともききました。

 

「おうち」は　親亡き後もこねこたちが住む場所として作りたいので　こういう煩雑なことは　こねこたちにはとても対処できないと思いました。

もちろん　こねこたちだけで　「おうち」を

維持していけるとは思いませんので　どなたか　フォローしてくださるかたを決めなければなりませんが　そのかたにとっても

こういう煩雑さは　負担が大きいように思われます。

 

と　言うわけで　一戸建てに　気持ちは固まりました。

一戸建てだからといって　地域の住人なのですから　好き勝手していいことではないのですけど　なんとなくゆるやかな気がしましたので。

 

自分たちの家なら　老朽化したから立ち退きということもないのじゃないかしら。

 

町内の対人関係は　親が元気なうちに　せっせと　作り上げて　こねこたちをお願いできる環境作りをがんばらなくては。

 

セキュリティは　機械でフォローできるものは　機械を利用して。

こねこたちにも　戸締りや外部の人への応対も教えたり。

 

それから　家の草むしりは　もちろん　ゴミの分別　ゴミ出しなど　住む場所によっても微妙に決まりが違うので　これも　そこに永住するとなったら　きちんと身につけさせなければ　なりませんね。

 

でも　こうして　地域を耕したり　こねこたちにも　色々教えたりしなくては　と　考えるのは　親として目標もでき　楽しみでもあります。