chopp-さんの想い
chopp-さんは しょうがいをおもちの子どもさんと 健常のお兄ちゃんの幸せと笑顔のために 一生懸命毎日がんばっている お母さんです。
chopp-さんが あしあと掲示板に書き込んでくださった文章に 私がとても感動したので chopp-さんに お願いして こちらにも掲載させていただきました。
 
2005年2月16日の あしあと掲示板より
 
「今日は兄ちゃんの授業参観。
お題は『命の大切さを考える』道徳の授業。
天邪鬼の私はなんだか乗り気がしない。
お決まりの台詞が飛び交う気がして、。
仕方ないと重い腰をあげて出かけた。
母からの手紙があらかじめ宿題として子どもには内緒の形で親が用意しておいた。
皆が声を出さずに読み始める。
一瞬目頭を押さえた兄ちゃんに先生が『どう?』と聞いた。
「感動しました」と小さめの声で。
小2にしては立派な答えだ。
決して他のお母さんほど長くなく、簡単な手紙であった。
(他の子は便箋にびっちり2枚ぐらい)
でも、兄ちゃんの言葉を真剣な表情をしっかり見守った。
あの子は知っている。
傲慢な母が毎日泣き暮らし、一から自分の人生を踏み出したことを。
命の大切さをそれと向き合って暮らす大変さを何度も家族で確認して、ヤット今日の日があることを。
5歳という感受性豊かに育つ時期から3年。
彼は一歩一歩、丁寧に誰よりも一生懸命に生きていることを知っている。
やさしい兄ちゃんがこれからも幸せいっぱいであってくれと祈らずにはいられない。
涙。
だから、行きたくなかったんだ。
授業参観なんか。」
 
更新日時:
2005/02/18

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Last updated: 07/06/19

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