「どうして お宅の息子さんたちは
ぴょんぴょんジャンプしているんですか?」
「ふるさとが 懐かしくて
それで 空に向かってジャンプしているんですよ」
「ふるさと?」
「うちの息子たちのような子は
星から この地球に来たくれた子どもたちなんですって。
だからね うちのこねこたちの『ふるさと』は 空の向こうなのね。
でもね… もし こねこたちが 本気でふるさとの星に飛んで行こうとしたら
私 こねこたちの足にしがみついて 絶対帰らせたりしないわ。
だって 私 こねこたちが 大好きなんですもの。
こねこたちと ずうっと 一緒に暮らしたいんですもの。
そのために こねこたちが ずっとこの地球にいたいと思ってくれるように。
私は この地球を こねこたちのような子が住みやすい場所にするように
一生懸命 がんばらなくちゃね。」
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